地震と火山ととなりあわせの都市

上の図は横浜に影響を与えた地震震源域と火山噴火による火山灰到達範囲を表したものです。

地震…関東地震(1704年、1923年)は200年〜400年の周期で相模湾から横浜市の直下にかけての広大な活断層が動いて起きます。「横浜直下型の巨大地震」とも言えます。
先の大正関東震災(1923年)はその70年前の安政東海地震に始まり、安政江戸地震から横浜直下型地震まで地震が相次ぎました。そして1923年の関東地震とその前後の東京湾や丹沢での大きな地震をもって静穏期に入ったと考えられています。

火山噴火…人が記録にとどめているのは1707年の富士山宝永の噴火です。しかし、横浜には分厚く10mを超える火山灰の層、「関東ローム層」があり、その富士山と箱根山の65万もの噴火の歴史を物語っています。中には横浜中心部まで達した火砕流の地層があるのです。