神奈川県・横浜市地層写真集

 横浜市羽沢町の関東ローム層中に箱根軽石層

地層名 関東ローム層(新規ローム層)

年 代  12万年前〜最近(推定)

説 明 
 神奈川区羽沢町の道路工事現場の地層 かなりきれいな関東ローム層、つまり箱根山・富士山からの火山灰の層です。上部から5メートルほど下までのこの地点まで、また、この下も、ずっとこの赤茶けた地層でできています。関東ローム層はこのあたりでは、1万年で1.2mほどの割合で積もっていくとされています。まさに、「チリも積もれば山となる。」のたとえ通りですね。
 注目したいのは私がほじっている白っぽい地層の帯です。ほかの地層に比べて色も、つぶの大きさも違って、ざらざらしています。この地層は箱根山が大爆発してかなりの勢いで吹き出して、60kmもはなれたこの場所に短時間にふってきたものです。軽石層の中でも有名なのが「東京軽石層」といわれる5万年前のものですが、この軽石層は厚さからしてそれではないようです。

現状について

 すでに工事が終わり、この地層は見ることができません。

※地層の路頭は大切は自然の遺産です。所有者・管理者の許可を得て入りましょう。化石はむやみに採取してはいけません。そっとみんなで観察しましょう。

 

その他の写真

  

関東一円にふった軽石層なので、奥行きもとうぜんある。

金太郎飴状態で、同じ地層は千葉まで見えるはず。

かなりきれいに平らに積もっている。

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