12万年前は今より少し海面が高かった

この海の底で、今の「台地」の部分の土地ができた

 今から1万年くらい前まで、何度となく、氷河期と、反対に海面が高い時代が繰り返された。この時代を「洪積世」という。

最後の氷河期の前に、海面が今程度か、今より少し高い時代があった。

この時代には、横浜市の、奥の部分は陸になっていたが、今の台地の部分は海の底で、この時代に、台地を低いところより高めている地層が海の底でできてきた。

この地層は「下末吉層」(下末吉層)といわれ、鶴見区の下末吉の台地の地層でたくさんの貝が見つかったりして調べられたので、この名前がある。(世界的にも知られている)

また、この海面が高い時代のことを「下末吉海進」という。

☆実験観察アドバイス

実験では、砂場に海のように流れの緩やかな部分を作って、そこにホースからの水でで砂を流し込み、流れのゆるやかな部分で砂がどのようにたまるのかを観察してみよう。