横浜の土地はごく最近(100万何前ぐらいまで)まで,すべてがずっと海の底だった

横浜の基盤〜上総層群〜ができる

 横浜の土地は新しい。横浜のどこを掘っても、恐竜の化石にはおめにかかれそうもない。

 横浜の土地は恐竜時代(ジュラ紀・白亜紀)から、恐竜達が絶滅した6500万年あとも、ずっと海の底だった。もっとも、恐竜が歩いていた時代には日本列島の姿も、おおよそ今とは違うものだったが…

 とにかく、見ての通り、100万年前までは基本的に比較的静かな海の底で、砂や泥が静かに積もっていたらしい。それが、かなり昔から積もっているものだから、それより後の地層に比べるとはるかにかたくなって、「泥岩」になっている。

横浜の地下はこの上総層群であり、かたくてじょうぶだからランドマークタワーやベイブリッジみたいなものも、安心して建てられるのだ。